プリンス®スピノ™粒剤6

  • 殺虫剤

グループ

  • 5, 2B

プリンススピノ粒剤6は2つの作用で、幅広い水稲害虫、フタオビコヤガなどのチョウ目害虫や、イナゴ、イネドロオイムシに優れた効果を発揮します。またスピノサドは天然物由来の成分なので、化学合成農薬の使用回数にカウントしない有効成分として認められ、「特別栽培米」におすすめです。

 

プリンスⓇ:BASF社登録商標

 


お知らせ

最新情報

令和4年3月9日、作物名「稲(箱育苗)」に使用量「高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り 50~100g)」が追加されました。

有機農産物・特別栽培農産物とプリンススピノ

有効成分のスピノサドは、有機JAS規格の基準に合致する資材として追加されていますので、有機栽培に使用することができますが、スピノサドを含む複数の有効成分を持った製品は、有機農産物には使用できません。

しかし、特別栽培農産物の使用回数にカウントされない農薬に定められている場合が多いので、地方自治体など関係機関にご確認の上ご使用ください。


効果的な使い方

  • 登録番号

    農林水産省登録 第23383号(DASプリンススピノ粒剤6)

    農林水産省登録 第24458号(コルテバ プリンススピノ粒剤6)

  • 有効成分

    スピノサド 0.75%、フィプロニル [PRTR1種] 0.6%

  • 作用機作
    殺虫剤分類 2B、5
  • 有効年限

    1kg 5年、9kg 3年

  • 包装
    1kg×12袋 ダンボール箱、9kg袋
  • 該当法令

    毒劇法 該当なし

    消防法 該当なし

  • 使用方法

    適用害虫と使用方法

     

    作物名

    適用害虫名

    希釈水量
    ・使用量

    使用時期

    本剤の

    使用

    回数

    使用方法

    スピノサド

    を含む

    農薬の総使用回数

    フィプロニル

    を含む

    農薬の総使用回数


    (箱育苗)

    イネドロオイムシ

    育苗箱
    (30×60×3cm、
    使用土壌約5ℓ)
    1箱当り50g

    播種前

    1回

    育苗箱の
    床土に
    均一に
    混和する

    1回1回

    高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱

    (30×60×3cm、

    使用土壌 約5L)1箱当り 50~100g)


    (箱育苗)

    イネミズゾウムシ、
    イネドロオイムシ、
    ウンカ類、
    ニカメイチュウ、
    イネツトムシ、
    フタオビコヤガ、
    イナゴ類

    育苗箱
    (30×60×3cm、
    使用土壌約5ℓ)
    1箱当り50g

    播種時
    (覆土前)~
    移植当日

    1回

    育苗箱の上から均一に散布する

    1回1回

    高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱

    (30×60×3cm、

    使用土壌 約5L)1箱当り 50~100g)


    (箱育苗)

    イネヒメハモグリバエ

    育苗箱
    (30×60×3cm、
    使用土壌約5ℓ)
    1箱当り50g

    播種時(覆土前)

    1回

    育苗箱の上から均一に散布する

    1回1回

    高密度には種する場合は1kg/10a(育苗箱

    (30×60×3cm、

    使用土壌 約5L)1箱当り 50~100g)

  • 散布方法

    使用上の注意

    1.  使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
    2.  育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。    
    3. 軟弱徒長苗、むれ苗、移植時期を過ぎた苗などには薬害を生じやすいので、注意してください。
    4. は種時覆土前散布の場合、低温で生育抑制を生じるおそれがあるので、温度管理に注意してください。
    5. 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後に田面が露出しないよう注意してください。
    6. 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでと    なるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整してください。
    7. 薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように処理を行ってください。
    8. 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • その他の情報

    安全使用上の注意

    • フィプロニルによる中毒に対しては、動物実験でフェノバルビタール製剤の投与が有効であると報告されています。
    • 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
    • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • その他の情報

    水産動植物

    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
  • その他の情報

    保管上の注意

    • 直射日光を避け、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。