ジャガイモシストセンチュウ

ジャガイモシストセンチュウ
シストセンチュウ
シストセンチュウ

袋形動物門/ハリセンチュウ目

[英名]Potato cyst nematode,Golden nemarode

[学名]Globodera rostochiensis

●シストとは雌成虫の体内組織が崩壊し球体袋化したもの。内部の卵は不良環境下(低温・乾燥)では休眠状態で10年以上生存

●種いも植付時に、乾燥土壌1g当たりに10卵以下(低密度)では減収は少ないが、11~100卵(中密度)では10~50%の減収が生じる

●北海道で発生を認める系統(Ro1)に対しては抵抗性品種(キタアカリ、とうや、アトランチック等)がある

●未発生地帯:植物検診、正規種いも使用、発生地区からの種苗・土壌持込防止

●常発地帯:土壌検診、密度に応じた抵抗性品種、非寄主作物との輪作、土壌・塊茎等の移動禁止(機械洗浄、加工施設の遊離土の焼土処理)、野良生えいも除去