(写真)葉の被害と雌成虫(円内)
カメムシ目/アブラムシ科
Neotoxopteraformosana
どんなムシ?
●ネギ属植物に寄生。スイセンなどの花やノビルなど野草にも発生
●体色は真っ黒く光沢がある
●繁殖力に富み、株が枯死するほど増えることがある
*春に大コロニーをつくることがありますが、主に散在して発生します。
生態は?
●生態はまだ不明なことが多い
●やや冷涼な気候を好み、高温時期には姿を消す
●温暖地では冬でも成幼虫が見られる。寒地では卵態越冬と思われる。
●雌だけの単為生殖。日に5~7頭、一生で70頭以上を産む
●発育が速く、好適温度条件(15~23°C)では7~10日で成虫になる
被害は?
●少発生では被害はないが、増殖が早く油断すると多発生し葉の黄化や生育障害を及ぼす
●ネギ萎縮病ウイルスを媒介することもある。また、被害を受けた株はべと病にかかりやすい