(写真)幼虫
チョウ目 / ヤガ科
どんな虫?
●広食性で、ナス科野菜をはじめ、レタス、キャベツなどに加害
●94年頃から多発が続き、被害地域・作物とも拡大。各種殺虫剤に耐性を示し問題に
●高温性害虫だが、成虫は飛翔力が高く強風で長距離移動。夏期に北日本で発生することも
●近似種にタバコガがいる(幼虫の見分けは困難)
生態は?
●蛹で越冬。温暖地以外での生存は難しい
●年3〜5回発生、8月以降に高まる
●新葉や芽、蕾に一粒ずつ産卵。1雌の産卵数は約2,000粒
●発育零点(幼虫):13.2℃、生育期間(卵・幼虫[5〜6齢]・蛹):約36日/25℃
●孵化〜2齢幼虫は芽、花蕾、柔らかい葉を食害、3齢期を過ぎると果実に食入
●成熟幼虫は浅い土中で蛹化
被害は?
●8月中旬以降定植の作型で特に被害
●幼虫は果実に食入して食害。次々と数個の果実を食い歩く
●食害果は侵入孔より腐敗する
●茎に食入されると芯折れの被害が出る
●食入幼虫は薬剤防除が困難のため、若齢期の防除が肝要
薬剤
スピノエース顆粒水和剤 | |
ファルコンフロアブル |