(写真)トマト
原生生物(卵菌類)
どんな病気?
●Phytophthora属菌は多くの作物に、疫病や腐敗病を起こす
●病原の汚染土壌が感染源
●気温20℃前後で、作物が濡れた状態が続くと、作物体の部位を問わず二次伝染し急激にまん延
●初期防除の徹底が必要
感染は?
●好適条件(地温15〜16℃以上)で卵胞子が発芽、遊走子のうができ8〜40個の遊走子を放出
●降雨などの水はねで遊走子が茎葉に付着、表皮細胞から菌糸が侵入(一次伝染)
●感染数日後には多数の遊走子のうを病斑上に形成
●遊走子の放出、移動、発芽(二次伝染)には水の介在が必要
症状・被害は?
●下葉より通常発生
●初期病斑は灰緑色水浸状の不定円型の斑点
●葉では暗黒褐色の大型病斑になる。乾燥すると茶褐色に(破れやすい)
●茎や果実(特に幼果)は軟化腐敗し暗黒褐色で凹んだ病斑になる
●多湿時には茎葉、果実病斑上に薄い白カビを生じる
薬剤
ゾーベックエニベル顆粒水和剤 | |
コサイド3000 |