(写真)成虫と卵
ダニ目/ホコリダニ科
どんな虫?
●成虫で体長0.2mm程、肉眼では見にくい
●ナス、キュウリ、トマト、イチゴの他、茶や柑橘でも発生
●本州以南で発生する。北海道では発生なく、東北・北陸では局地的
●柔らかい新芽・蕾・幼果を吸汁。被害は加害部が肥大後に現れるため、被害部に虫は見つからない
●温度の高い夏期に発生が多い
生態は?
●野外越冬は成虫態で、枯れた作物や雑草上
●本圃への侵入は苗の持込み、未熟堆肥、前作の残りなど。害虫の体に付き運ばれることも
●生育:卵→幼虫→(静止期幼虫)→成虫で、ハダニ類の若虫期間がない
●発育日数(卵〜成虫:25℃で7〜11日、30℃では4〜7日
●交尾雌からは雌・雄両方が、未交尾からは雄が産まれる
●1雌の産卵数は15〜30卵
被害は?
[ナスの場合]
●成虫も幼虫も新芽や花卉、幼果に寄生する。食害された新芽は展葉後に葉裏が鮫肌状になる。食害が進むと葉は奇形になったり、萎縮して芯止まりとなる。蕾では萎縮したり奇形の花になり結実しない。幼果では主にヘタ部に寄生するので、ヘタ部は灰白色に変色し商品性を減少させたり、果実は奇形になることもあ
薬剤
※同時防除対象などを考慮し適剤を選択