青枯病

青枯病
青枯病
青枯病

(写真)なす

細菌

どんな病気?

●ナス科作物など38作物で発生を確認(本邦)

●細菌は寄生植物不在でも湿潤土壌では5年以上生存。地表下1mからも検出

●地温30℃以上、過湿土壌で多発を招く

●作物は導管内の細菌増殖により水分吸収が妨げられ枯死

●センチュウ寄生や塩類障害が発病を増長する

感染は?

●細菌は罹病根、非宿主の根圏や土壌中に生息

●寄主作物が植えられると根圏で増殖

●菌量が増え、温度が上昇(13℃以上)すると根の傷口から侵入(一次伝染)

●導管中で増殖し植物体内にまん延

●21℃以上で発病(適温:25〜37℃)

●発病株の根から細菌が流出、根の接触や水の移動で隣接株に伝染

●剪定や収穫作業や自然に生じた傷口からも伝染

症状・被害は?

●初期は、株先端の茎葉が日中にしおれる(朝夕や曇雨天日には回復)

●病勢の進展が早く、数日後には株全体が萎凋し青枯症状となる

●周囲にも次々に発病株が増える

●茎を切断すると維管束が飴色に変色。先を水に浸すと細菌汁液で白濁

薬剤

三洋NCS