(写真)葉の病斑
糸状菌
Alternaria japonica
Alternaria brassicae
Alternaria brassicicola
どんな病気?
●3種のアルタナリア菌が関与(ダイコンの黒斑病も同様)
●キャベツでは、A. brassicaeが黒斑病、A. brassicicolaが黒すす病の病原菌となる
●空気伝染で伝播し種子伝染も起こす
●生育後期の肥料切れが発生を助長する
感染は?
●土中の作物残渣内で菌糸や分生胞子で越冬
●下葉より発生
●病斑上に分生胞子を多数形成し風雨飛散で空気感染
●15~27℃で発病(生育適温:23~25℃)、多雨で助長
●春期の被害は少なくトンネル掛けで発生しやすい
●秋作では結球期~収穫期に発生し問題に
症状・被害は?
●初期は葉に2~3mmの淡褐色の円形病斑が生じる
●病斑は約1cmに拡大、内側は乾固して輪紋状を示し周囲は油浸状となる
●収穫時に上部葉に発生すると商品価値が低下