SU抵抗性雑草を含む主要な水田雑草に高い効果を発揮、コルテバの革新的パイプラインから誕生した新規有効成分リンズコア™、海外で環境への負荷が少ない製品として複数の賞を受賞
東京, 2020年5月13日,
ダウ・アグロサイエンス日本株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 藤井 茂樹）は、2020年5月13日付で新規有効成分リンズコア™（一般名：フロルピラウキシフェンベンジル）を含有する水稲用除草剤ロイヤント™乳剤（農薬登録番号：第24387号）およびウィードコ ア™ 1キロ粒剤（農薬登録番号：第24389号）の農薬登録を取得しました。
新規成分リンズコア™は、コルテバ・アグリサイエンス（旧ダウ・アグロサイエンス）が創製し開発を進めてきた新しい合成オーキシン系除草剤です。ノビエ、SU抵抗性を含む広葉雑草、ならびに一部のカヤツリグサ科など幅広い草種に少ない投下薬量（4～5gai/10a）で高い効果を示し、高葉令の雑草も速効的に枯殺することが出来ます。
農薬登録を取得したロイヤント™ 乳剤は、リンズコア™を有効成分とする茎葉散布水稲除草剤、同じくウィードコア™1キロ粒剤は、新規成分リンズコア™と幅広い雑草種に効果の高いペノキススラム、および白化剤として実績のあるベンゾビシクロンの3成分を含む水面施用水稲除草剤です。いずれも水田の問題雑草であるノビエ、クサネム、イボクサ、コナギなどに対して優れた効果を発揮し、日本の水稲栽培に大きく貢献できる製品として普及して参ります。
両製品ともに本年6月の販売開始を目指して鋭意準備を進めております。
「コルテバは、最新の品種や病害虫雑草防除技術およびその習得が農業生産者の成功と増加し続ける世界人口を養うために重要だと考えています。」「リンズコア™は、新規作用性により既に海外の多くの市場で抵抗性雑草に対する優れた効果を証明しています。この度、日本の稲作生産者にリンズコア™を含む新製品を提供できることをうれしく思います。」と代表取締役社長・藤井 茂樹は述べています。
リンズコア™は、コルテバ・アグリサイエンスの強力な革新的パイプラインから市場投入される新しい有効成分で、環境負荷が低く、少ない投下薬量で効果を発揮するため、より持続的な雑草防除のオプションを提供します。そしてこのリンズコア™を含有する２つの製品は、生産者に殺草スペクトラムに応じた散布の選択肢を提供します。
さらに、リンズコア™は、統合的雑草管理の一部として使用することにより、水田の一般的な雑草に対し持続的で環境にやさしい長期防除を実現します。ロイヤント™ 乳剤とウィードコア™1キロ粒剤の上市は、生産者に収量を最大化する最良のツールを提供する技術開発への当社の取り組みの一例です」と述べています。
リンズコア™は日本に加え、中国、インドネシア、マレーシア、韓国およびスリランカを含む地域での使用が承認されています。その他、米国、ブラジル、コロンビア、ドミニカ共和国、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、ウルグアイ、オーストラリア、チリ、パナマ、ニカラグア、トルコ、および欧州連合の一部の国でも使用されています。本製品の販売が評価されている幾つかの国で、その環境的および経済的メリットに対して既に国際的な評価を得ています。例えば、「環境に優しい化学物質の設計」部門で米国環境保護庁からグリーンケミストリー・チャレンジアワードを受賞、最も優れた新規作物保護製品として2018年アグロ・アワードを受賞しています。
コルテバ・アグリサイエンス は株式公開企業です。農業に特化したグローバル・カンパニーとして、世界中の 生産者に業界で最も充実したポートフォリオ（種子、作物保護製品および収量と収益性を高め生産性を最大化するデジタルソリューショ ン）を提供しています。農業において最も認知されているブランドと業界をリードする製品およびテクノロジーのパイプラインは成長の推進力となっています。“生産者と消費者の生活を豊かにし、確実に次の世代につなぐ”という当社の約束を果たすために、フードシステム全体にわたるステークホルダーとの協働をコミットしています。2019 年 6 月 1 日、独立した株式公開会社となったコルテバ・アグリサイエンスは、以前はダウ・デュポン の農業部門でした。詳しい情報は、www.corteva.comをご覧ください。
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