Exclusive • ケーススタディ •  2021/06/07

魚沼米生産者も愛用。
クサネムには『ロイヤント™乳剤』が効く!

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散布数時間後には効果を確信しました。

新潟県のほぼ中央に位置する小千谷市は、「魚沼産コシヒカリ」の産地として全国にその名を轟かせています。高品質・食味を追求する魚沼米農家にとって、クサネムの防除は乗り越えるべき課題の一つ。そこで活躍するのが水稲用除草剤『ロイヤント™乳剤』です。2020年に製品を導入した農家にその効果を伺いました。

 

【プロフィール】

・和田重信さん(45歳)(トップ画像左端)/谷風政春さん(65歳)(トップ画像右端)

・栽培地域:新潟県小千谷市

・水田面積:約30ha(受託分含む)/約20ha

 

魚沼産コシヒカリ生産者としてのプライド

豪雪地帯の小千谷市で育つ米は、ミネラルを豊富に含む雪解け水と、稲の育成過剰を程よく抑制してくれる土壌によって育まれています。刈り取りの瞬間まで稲がしっかり生きていける地力をつけることが、魚沼産コシヒカリのブランド力を維持・向上していくために何よりも必要なことだと思っています。

 

この地域も例に漏れず、後継者の確保が課題となっていますが、幸いなことに我々はそれぞれ息子たちが東京の大学を卒業した後に帰郷し、農業を継いでくれました。自分が『必要とされている』と感じたことが、就農を決めた理由として大きかったようです。家で栽培された魚沼米を日頃から食べて育った彼らにとって、米はおいしくて当たり前。外に出て東京で生活しているうちに、それがどれほど幸せなことなのかを痛感したと話してくれます(笑)。もちろん私たち親世代も味には自信を持っています。私たちが稲作を続けたいと願うのは、“うまくて当たり前”な魚沼産コシヒカリの生産者としてのプライドがあるからですね。

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就農して2年目の和田重輝さん(写真左)は、父の重信さんと農業の基礎を勉強中。
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就農して2年目の和田重輝さん(写真左)は、父の重信さんと農業の基礎を勉強中。
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息子の谷風正樹さん(写真右)と二人三脚で農業に取り組んでいます。
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息子の谷風正樹さん(写真右)と二人三脚で農業に取り組んでいます。

一等米を脅かすクサネム防除の切り札として

高品質な米を栽培するためには、乗り越えなければならない問題が多々あります。雑草との戦いはその一つ。ノビエ、オモダカなど様々な雑草がある中で、最も頭を悩ませていたのが、黒い種子を落とすクサネムです。クサネムの種子は米と同じくらいの大きさなので、混入してしまうと選別しにくく、米の等級が下がってしまいます。一等米を出荷するのは米農家のプライドなので、等級が落ちるなんて絶対にあってはならないことです。防除しきれなかったクサネムは、収穫前に手作業で取り除くしかありません。色々試行錯誤したものの、クサネムだけは防除することができず、大きなストレスとなっていました。

 

そこで出会ったのが『ロイヤント™乳剤』です。ネットで見かけたモニターキャンペーンに応募してサンプルを手に入れたことが使用のきっかけとなりました。中干し後の7月中旬、クサネムがたくさん生え出した区画に背負い動噴で散布しました。本当に効くのかは半信半疑でしたが、散布した数時間後にはクサネムの葉先がヘナッとしてきて、夕方には枯れ始めました。「これは効く!」と確信しましたね。ほかの剤と異なり、クサネムの色が変わって弱っていく様子が目に見えて分かる点にも驚きました。これからはクサネムを手で取り去っていくという作業から解放されると思えば、本当に精神的に楽です。

 

「農業は定休日のない大変な仕事だ」と良く言われます。確かに田植えや稲刈りの季節は働き詰めで大変だと思うことはありますが、それ以外の季節の過ごし方は自由ですし、何より自分が作ったお米を食べた人が『おいしかった』と言ってくれると大変励みになります。とはいえ、息子たちを含めた若い世代に引き継いでもらうには、作業の効率化を進めることが重要です。その点『ロイヤント™乳剤』は、魚沼産コシヒカリの生産をこれから先担っていく彼らにとって、大きな安心材料となると感じています。