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ルミスパンス™
FS

種子処理 | 殺虫剤

シンプルで画期的

ルミスパンス™FSは広大な農地管理をより手軽にする、ウンカ防除の画期的な種子処理ソリューションです。

満足できる結果で毎シーズンを終えられるよう、あなたの大切な稲を、しっかり守ります。

 

・抵抗性ウンカにも優れた効果

有効成分ピラキサルト(TM)が3種類のウンカに優れた防除効果を発揮し、既存薬剤に抵抗性を獲得したウンカにも有効です。

・防除効果が最大90日程度続きます

苗をムラなく均一にウンカ被害から守ります。移植後90日程度効果が持続します。

・農閑期に短時間で薬剤処理ができます

種籾が届いてすぐに薬剤処理が可能です。1ヘクタール分の種籾(一般的には30kg程度)を約5分で処理することができ省力的です。

 

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有効成分情報

殺虫スペクトラム

一般名 ステージ
トビイロウンカ 幼虫~成虫
セジロウンカ 幼虫~成虫
ヒメトビウンカ 幼虫~成虫
ツマグロヨコバイ 幼虫~成虫

 

作用機構と活性

ピラキサルトは新規の作用機構を持つメソイオン系殺虫剤です。IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)の分類ではグループ4の新サブグループである4Eに分類されている唯一の成分です。グループ4の殺虫剤は害虫の神経伝達物質・アセチルコリンの受容体であるニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に作用しますが、サブグループにより作用性は異なります。ネオニコチノイド系殺虫剤抵抗性の一因である解毒酵素は、新規化合物であるピラキサルトに影響を示さないことが確認されています。そのため、ピラキサルトは既存薬剤抵抗性ウンカ類にも効果を発揮します。

グループ4: nAChR 拮抗モジュレーター
4A: ネオニコチノイド系
4B: ニコチン
4C: スルホキシイミン系
4D: ブテノライド系
4E: メソイオン系(ピラキサルト)
4F: ピリジリデン系

ルミスパンスの処理手順

高密度播種での使用

通常の播種(例:150g/箱)と高密度播種(例:300g/箱)のどちらにもルミスパンスFS処理の種もみは使用でき、そのまま田植え(移植)に使用できます。また、播種量が変わっても種もみに対する薬量は一定なので、効果が安定します。

上手な使い方

  • 使用する前に、ボトルを良く振って薬液を混ぜてください。
  • 乾もみ1㎏に対し、薬液+水の合計が30㎖になるように調整することで、処理ムラを防ぐことができます。(10㎏未満の少量の乾もみを処理する場合は水量を減らすなど適宜ご調整ください。)
  • 一度に30㎏以上の種もみを処理する場合は、薬液を2~3回に分け、攪拌しながら注ぐと均一に処理できます。
  • 効果を安定させるため、種子消毒や芽出しを目的とした浸漬・浸種期間中の水交換は3回までとしてください。かけ流しは避けてください。

よくある質問

Q:ルミスパンスFSを処理した種もみを水につけても問題ないですか?

 

A:特殊な製剤技術を用いることで、浸種行程を経ても有効成分が種もみの表面に残るよう開発されております。しかしながら、安定した効果を得るため、水交換の回数は3回までとしてください。また、水のかけ流しは控えてください。

 

Q:ルミスパンスFSを処理した種もみを温湯消毒に使用することはできますか?

 

A:温湯消毒を行う場合は、薬剤処理後1日以上が経過してから実施してください。

 

Q:ルミスパンスFSを処理した種もみは何か月保管可能ですか?

 

A:処理後6か月までであれば、低温(10℃)、室温(25℃)の環境下で保管しても発芽率や効果への影響は認められておりません。

 

Q:直播の水稲栽培に使用することはできますか?

 

A:湛水直播、乾田直播のいずれでも使用可能です。

 

Q:他社製品のように被膜剤を加える必要はありますか?

 

A:ルミスパンスFSのみご使用の場合は、被膜剤の加用は必要ありません。

 

Q:ウンカ以外の害虫や、いもち病や紋枯病なども抑えたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

 

A:他の水稲種子処理剤との併用をご検討ください。また、本田散布も選択肢になりますので、お近くのJAまたは小売店にご相談ください。

 

Q:種子消毒剤と合わせて処理することはできますか?

 

A:お使いいただけます。公的委託試験において、種子消毒剤との同時塗抹処理や、浸漬処理の例がありますが、発芽率や効果への影響は現在のところ確認されておりません。しかしながら、種子消毒剤は多岐に渡りますので、初めてご使用になる際は予備試験の実施をお勧めします。

 

Q:ルミスパンスFSはプール育苗でも使用できますか?

 

A:お使いいただけます。公的委託試験や現地試験において、ルミスパンスFSを処理した種もみを用いてプール育苗した場合でも、効果への影響は確認されておりません。

 

Q:処理機は必ず必要ですか?

 

A:5㎏以上の種もみを処理する場合は、均一性を保つ意味でも処理機をご準備いただくことをお勧めします。2~3㎏の少量の種もみを薬剤処理する場合は、簡易的に丈夫なポリ袋などで処理することも可能です。中身が飛び出さないよう口をしっかり絞って、1分間以上袋を振って攪拌してください。

 

Q:処理機にはどのようなものがありますか?

 

A:コンクリートミキサーの他に、種子粉衣器として市販されているドラム型処理機などがございます。